セックス放浪記(中村うさぎ著)は超イチオシ!(1)

IT自営の管理人が、セックス放浪記(中村うさぎ著)は超イチオシ!(1)ということについて感じたこと。

2008年01月21日

セックス放浪記(中村うさぎ著)は超イチオシ!(1)

新潮45の人気連載の単行本化。
半年前くらいに大々的に宣伝していたけど、最近買って読んだ。
面白さと内容の深さで出色の本。

1958年生まれの同志社大学英文学科卒業の人気作家、中村うさぎさん、
お金で22歳年下の男「ウリセン」を買い、恋に溺れる。
また六本木のSMクラブで縛られ天井から吊される。その後お姫様SMにも挑戦。そして極めつけはハプニングバーで集団に見られてのセックス。

そのハチャメチャな行動を描いた、「セックス放浪記」

しかし、この本に書かれている過激な行動記と、読んだ印象があまりにもかけ離れているのに驚く。
タイトルとは打って変わって、もうこれは、ほとんど人間の存在の根源に迫る哲学書だ。


何故だろう?


年をとればとるほど、愛やら人の想いなどという言葉が、他の現実的なお金やステータスなどを代表とする言葉にすり替わる。
そして、それ以外のほとんどのことですら、それらで置き換わることを痛感し、世慣れていく。

しかし、「ショッピングの女王」中村うさぎさんが、お金を使えば使うほど、逆にお金で買えないこの「愛」の尊さに改めて気づかされ、その尊さと絶対的な価値を再確認し、読者(文中ではいつも「諸君!」の表現)に訴えること。。

それに加えて、やはり、中村うさぎさんが、自分の姿を静かに見つめていることと関係があるのではないかと思った。

そして何よりも人に必要とされることについて。

こういう記述がある。

私が破滅的な浪費をしてまでも必死で目を背けようとしている、「真の敵」とは何なのだ?
王子様にカネを貢ぐことで抑制しようとしている、あの「私の中の怪物」と、何か関係があるのだろうか?
私は常に、自分の存在価値が無くなって他者から見捨てられることに脅えている。
必要とされたい、存在価値を証明したい、という切なる願望が、私を突き動かしているのだ。
仕事面でも恋愛でも夫婦関係でも、結局のところ、私が求めているのは「他者に必要とされている」という確かな手応えと充実感だ。
それが危うくなると、私はたちまち他者の承認を求めて暴走したり、自暴自棄になって何もかもぶち壊したりして、取り返しのつかない愚行を犯してしまう。

(「セックス放浪記」 第八章 放浪の果てに p.155)
もはやほとんどこれは哲学書だ。
自分がもはや若くないと思っている方で、特に独身の方には超イチオシ。
非常に大事な多くのことの気づきがあると思う。

中村うさぎさんのポジティブさ、明るさで、読後感は極めて爽やか。
自信をもって薦められる一冊!

明日のこのエントリーでは、この本の更なる価値ある内容と、うさぎさんが何故ポジティブなのかの秘訣をこの書籍の中で
明らかにされていることをお伝えしようと思う。

セックス放浪記(中村うさぎ著)




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2. ナンパでエッチ!  [ ナンパでエッチ! ]   2008年07月05日 07:48
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